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CATWINGS 子猫は空を飛ぶ [CATWINGSル・グイン]

 画像catwing 022.jpg SF(Science fiction)ファンの間で根強い人気を持つアーシュラ K.ルグゥイン (Ursura K. Le Guin)の、A CATWINGS TALE(空とび猫の物語か?)全4巻中の第1巻 「Catwings 」です。写真デカスギ。

 日本でも、たぶん、知っている子供は多いと思います。たしか、ちびまるこチャンのテーマソングにも出てきた気がします。

 ルグィンの作品ではNEWBERY HONOR、NEBULA、HUGOの3賞を受賞したEerthsea Cycleシリーズが特に有名なのですが、そちらは、一般の高校生ではまず読めません。第1巻だけで1~2か月かかってしまいます。後の楽しみにとっておいて下さい。

 さて、本題のこのCATWINGSですが、S がついております。
MRS.JANE TABBY could not explain why all four of her children had wings.
(中略)
(母猫が、子猫達に、貴方達の準備は既にできている、遠くへ旅だち自立するのです、と告げる)
All the chidren wept , but they knew that that is the way it mast be ,in cat families. They were proud, too,that their mother trusted them to look after themselves. So, all together they had a good dinner from the garbage can that the dog had knocked over.
(後略)
さて、(中略)後の場面は、子猫達が母猫 Mrs.Jane Tabby と離れ、自立してゆく最後の別れのシーンの、ほんの少し前のシーンです。
この部分の文章が、この第1巻では一番難しいところと思います。
But  they knew  that(  that is the way  it mast be ), in cat families こう分けてかくと、幾分わかりやすいと思います。あまり訳に自信はないのですが、that(猫の家庭では、 それがあるべき必然のみち)、という感じでしょうか。間違っているかも?
that is the way it mast be は、有名なセリフなんじゃないでしょうか(最後の be は be 本来の感じで、ときどき会話で Be here なんて言う気がします)。

 まあ、感動的場面でも、そこは猫ですから、最後のグッドディナーは、(注:子猫を追いかけていた)犬が蹴飛ばしていったゴミ箱 garbage can の中、から頂戴するわけですね。ある意味で、現実的な SF です。
 wept(原型はweep)、look after(面倒をみる)とかの単語・熟語の意味は、状況からわかると思いますが、仮にアヤフヤだとしても、全体の文意はつかめるでしょう。調べるとしても、どの辞書にも明解に載っています。

 このシリーズは、各巻とも、文量が少なく、特殊な文法事項もあまり出てこない文なので、中学2年にもなれば、一風変わったこの物語を、楽しく読めると思います。


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